昨年に引き続いてH21年度金沢市ゆめまちづくり支援事業の委託を受け、あらたな活動がスタートしました。今年のテーマはヨシのバイオマス活用。河北潟に関わるさまざまな団体や組織と協働しながら、ヨシを活用した地域活性化の可能性を探ります。 6/14(日)に金沢市民芸術村で行なわれた公開プレゼンテーションでは、いしかわ水辺再生研究会の櫻井英二さんも加わって企画を説明。審査委員の鋭い質問にも説得力のある受け答えができたおかげで、採用された6団体中1位の高得点を得ることができました。今回の事業は3つの団体の持つチカラを結集してすすめます。金沢エコライフくらぶでは河北潟のヨシを使った紙漉きに10年前から取り組み、ペットボトルを使った排水実験や排水チェック活動とともに出前講座を行なってきました。いしかわ水辺再生研究会は河北潟周辺の小学校の児童とともに7年間にわたって一斉水質調査を実施、津幡の水辺を守る会はカヌーによる清掃活動をベースに「親子カヌー体験とごみ拾い」などのイベントに取り組んでいます。詳しい活動は石川こども環境教育学習基金のサイトをご覧ください。 Ⓐヨシ原の生育実験…金沢市緑と花の課との協働で、こなん水辺公園のヨシ群落に砂を撒いて底質改善の実験と経過観察を行ないます。画像は8/6(土)に行った砂撒きのようす。 Ⓑ河北潟ヨシマップ作り…潟周辺に自生するヨシ群落を調査し、マップを作ります。9/20(日)「カヌー体験&ヨシ調査」カヌーに乗って湖面からヨシの植生観察を行ないます。 Ⓒヨシのバイオマス活用研究 ①堆肥作り…腐葉土ならぬ腐茎土を作って成分を調査します。 ②ヨシ紙の活用…ヨシで漉いた紙を地域のSELP(授産施設)とともに商品化します。 ③燃料ペレット研究…ヨシを主原料にしたストーブ用燃料ペレットの研究を行ないます。 ④すだれ作り…農家に眠っている菰編み機を活用して西窓に掛けるすだれを手作りします。これぞ地産地消の温暖化防止活動!壊れたら集めて堆肥やペレットや紙漉きの材料に資源循環できます。 一緒に活動していただける方、ヨシ紙の商品化にチャレンジしてくださる授産施設も募集しています。 新設されたいしかわエコハウスの窓用に編んだ特大すだれです。   北國新聞に紹介されました。

北国新聞2010.5.17