No.16:保温調理器

温かい煮ものが恋しい季節になると、増えてくるのが「保温調理器づくり」の出前講座です。9/13(日)には金沢駅近くにある此花町公民館の女性学級で実施し、21人の参加者がそれぞれの色合いの保温調理器を完成させました。この冬は21のご家庭の食卓に省エネ料理が登場することでしょう。   金沢エコライフくらぶの手作り保温調理器の特長は①自宅にある鍋に合わせて作れること②「古着あつめるぞうぼっくす」で回収している古着の中からウール70%以上のセーターや衣類を選んで縮絨(洗い縮め)してリメイク素材に活用していること③アルミ蒸着シートを内側に貼り込みアルミの輻射熱を活用すること、等です。そのため、カレーやシチューなどでは5~10分火にかけてアク取り、調味を済ませて火から下ろし、保温調理器に30分程入れて置くだけで、しっかり煮上がります。しかも、形がかわいいので、テーブルにそのまま出して最後まで温かい食事を楽しめます。  

 

翌日9/14(月)には石川テレビの朝の番組 『リフレッシュ』に生出演し、簡易版の保温調理で作ったカレーをキャスターのみなさんに試食していただきました。みなさん口々に「こんなに大きなじゃがいもなのに柔らかい」「玉ねぎの形がしっかり残ってる」「皮つきにんじん甘~い」とコメントしてくださり、保温調理の威力を体感していただけたようです。HP『リフレッシュ』のコーナーラインナップ「くらしのレシピ」09年9月欄に即席版の保温調理器やレシピが紹介されていますので、ぜひご覧ください。 材料費1000円程で手作りできる保温調理器ですが、材料の準備、中敷きのスタイロフォームやリサイクルスポンジ、洗い縮めたウールの裁断などの作業や、指導スタッフの力がが欠かせません。家庭で気軽に取り入れられる省エネ活動の初めの一歩として、できる限り要望のある所へ出前したいと思っています。一緒に活動を担ってくださるスタッフを募っています。体験型の環境教育に興味のある方、手作りが好きな方のご参加をお待ちしています。